この記事では、職場にいるパワハラ上司をタイプ別に攻略法を解説します。
職場には、
・大勢の前で罵声を浴びせてくる上司
・好みで差別的な扱いをする上司
・一人では到底終わらない仕事を振ってくる上司
・物に当たって威嚇してくる上司
などパワハラをしてくる上司にはタチの悪い奴らが数多くいます。
運悪く、職場の上司がそのような人だと会社生活は最悪で、たまらなくストレスフルですよね。
ここでは、僕が過去にパワハラを受けた上司や、他の同期などから聞いたパワハラ上司を6タイプに分けて実害レベルの大きさでランキングにしています。
単純に6タイプをランキングするだけでなく、そのようなモンスターへの対処法も載せています。
パワハラ上司の対処法が分かり対策ができりば、精神的に楽になり、笑顔で働けるようになります。
ぜひ参考にしてみてください!
タチが悪いパワハラ上司ランキング
1. 身体的な攻撃をしてくる上司
工場など体育会系の職場だと胸ぐらを掴んできたり、モノを投げてきたりする上司がいますよね。
そういう人は、実害レベルMAXの最悪の上司、またの名を「犯罪者」と呼びます。
安心してください、あなたは完全に被害者です。
何も悪くありません。
僕も前の職場では、資料の束で頭をバンバン叩かれていました。
決してゲガをするほど強くはないんですが、威圧されているようで精神的なストレスが凄かったです。
特に職場に慣れていない新入社員の人は、ターゲットになりやすいため注意が必要です。
メンタルが普通の人でさえ、攻撃的なパワハラを受けると毎朝の出勤が憂うつに感じ、最悪の場合は「うつ病」に繋がります。
そのような攻撃的なパワハラを受けた場合に、「仕事ができない自分が悪いんだ…」と黙って耐え続けることだけは絶対にしてはダメです。
我慢し続けることは、自分の心を指でつねり続けているようなものです。
体をずっとつねり続ければ、血液が止まり壊死していきます。小学生でも分かります。
心も全く同じで、そのまま放っておけば壊れるのも時間の問題です。
ですが、そのようなクソ上司と戦って暴力でやり返せと言っているのではありません。
暴力は人としてやってはいけない行為で、内容がひどければ刑事事件にまで発展させることもできます。
後々のことを考えて、まずは暴力行為の証拠を残してください。
- ボイスレコーダーで罵声を録音する
- 「いつ、どのような暴力行為を受けた」というメモを日付とともに書いておく
- 暴力を受けた現場を見ていた証人を確保する
- 怪我をした場合は、病院で受診して診察書をもらう
など、どれでもいいので証拠を持っていれば仮に裁判になっても有利に働きます。
また、「いつ訴えてもいいんだぞ」という心の支えにもなります。
2. 精神的な攻撃をしてくる上司
どれだけ仕事を頑張っても人格否定してくる上司っていますよね。
同僚や後輩の前で、
「お前はセンスがない、役立たずだな」
「こんなことも出来んのか、バカが!」
「お前は本当に仕事できないな!」
などの言葉を毎日のように浴びせてくる上司いますよね。
このタイプは身体的な攻撃を加えてこない分、本当にタチが悪いです。
毎日毎日、人格否定され続けると自信がどんどん無くなり、自責の念が強くなっていきます。
自分なりに一生懸命仕事をしてても、失敗することが怖くなって空回り、また失敗をして…の悪循環になります。
「仕事やめれば?」といった自分の地位を脅かす言葉、「お前はセンスない無能だな」といった侮辱、名誉毀損に当たる言葉は、全てパワハラに当たる暴言です。
仕事中に言われたものでも、業務を遂行する上では全く必要ない言葉ですよね。
対処法は、身体的な攻撃をしてくる上司と同じで、まずは証拠を残してください。
罵声や暴言がひどい場合は、侮辱罪や名誉毀損罪で告訴することも考えて、動いておきましょう。
また、嫌味を言ってくる上司には、「スルースキル」がとっても効果的です。
下の記事では、暴言を吐いてくるメンドくさい上司を上手くかわす具体的なスキルを解説しています。
実際にこのスキルを使って、職場での人間関係が楽になった人が多くいるので、ぜひご覧ください。
職場の人間関係がコレで解決!「スルースキル」を身につけて自分を守ろう
3. 職場の人間関係から切り離しを行う上司
他の人とは楽しく話しているのに、自分が話しかけたときだけ態度が冷たい上司とかいますよね。
「あれ、何か悪いことしたのかな…」「俺って嫌われてるんかな…」と不安になりますよね。
気づけば「忘年会に自分だけ呼ばれてない」なんてことを平気でしてきます。
職場の飲み会なんて上司のつまらない話を聞かされるだけなので、行かなくても問題ないですが嫌な気分になりますよね。
また、職場内での優位な地位を使って、他の同僚や後輩も近づかせないようにしたりする小学生みたいな上司もいます。
ただ、自分の思い込みで孤独を感じてるだけで、上司は特に気にしてなかったという場合もあるので、勇気を振り絞って自分から歩みよってみてください。
それでも、意識的に無視されてるなと確信したのなら、社内の信頼できる人か人事に相談してみましょう。
このタイプの上司は身体的、精神的な攻撃をしてくる上司と違って証拠が掴みにくいため厄介です。
社内にも、人事にも話せるような人がいない場合は、下の厚生労働省が運営している「あかるい職場応援団」に相談してみてください。
参考 相談窓口のご案内あかるい職場応援団外部の相談窓口は、社内とは関係ない人が話を来てくれるので、気兼ねなく話せます。
電話する時は、パワハラが起きた事実関係を相手に伝えるために
- パワハラだと感じたことが起こった日時
- どこで起こったのか
- どのようなことを言われたのか、強要されたのか
- 誰に言われたのか、強要されたのか
- そのとき、誰がみていたか
以上のことをできる範囲で準備しておきましょう。
無料で相談できるので、周りに信頼できる人がいない場合は一度電話してみてはどうでしょうか。
4. 過大な要求をしてくる上司
一人では到底終わらないような仕事量を振ってくる上司も厄介です。
気が弱い人は、自分でもできないと分かっていても上司が怖くて、つい「やっておきます…」と言ってその場をしのごうと受けちゃいますよね。
また、頑張り屋さんの人は上司に評価してもらおうと、無理してでも仕事をこなそうと休日返上でやったりします。
でも、これは上司のタスク管理や部下の能力を把握できていないために起きることです。
この場合も、上司があなたの能力を見誤ってるだけかもしれません。
勇気が必要ですが、思い切って「今〇〇という仕事で手一杯なので、自分はできません。」と断ってみてください。
そうすれば、上司も「分かったよ。他の人に頼むね」と理解してくれることが多いです。
それでも執拗に多くの仕事を振ってくるようであれば、パワハラ上司確定なので内容をメモなどに残しておいて下さい。
その上で、社内の信頼できる他の上司や人事に相談してみましょう。
話せるような人がいない場合は、「あかるい職場応援団」などの外部の窓口に相談しましょう。
4. 過小な要求をしてくる上司
自分で積極的に仕事をしようと提案しても、
「お前はそんなこと考えなくていい」
「俺の言ったことだけやれ」
など、やる気を削ぐようなことを言ってくる上司は、一緒に働いてても全く楽しくないですよね。
このタイプは過大な要求をしてくる上司とは真逆で、簡単な仕事や雑用しか振ってきません。
どちらかと言うと、人間関係から切り離しを行う上司と類似しているタイプです。
せっかく若いうちにスキルを磨けるチャンスなのに、つまらない仕事ばかり振られても不安になりますよね。
対処法は同様に、まずは「〇〇の仕事がしたいので、何かできることはないですか?」と自分からやりたい仕事内容を上司に提案してみて下さい。
それでも改善されない場合は、「信頼できる人」か「人事部」、または「外部の機関」に相談してみて下さい。
若いうちは、今の会社での価値を上げるよりも、市場価値を上げる方が大切です。
自分のスキルが磨けない環境であれば、転職も視野に入れて行動していきましょう。
6. 個の侵害をする上司
「先週末は彼女とホテルで何してたの?」
「スマホ貸して!ライン見せてみろよ」
などと話したくないプライベートなこと執拗に聞いてくる上司はいますよね。
このタイプの上司は、自分のことしか考えられない頭がカチカチの人や、何でも知らないと気が済まない自尊心の塊のような人が多いです。
女性にセクハラをするのは、だいたいこのタイプなのですが、男女問わず相手のプライベートを侵害してきます。
一番良いのは直接「あまりプライベートなことは聞かないで下さい」と伝えるのが手っ取り早いですが、中々上司相手だと難しいですよね。
あまりにひどい場合は、繰り返しになりますが「信頼できる人」か「人事部」に相談してみて下さい。
誰も信用できないって人は、「外部の機関」を使いましょう。
パワハラ上司の攻略法まとめ
パワハラ上司の攻略法をステップごとにまとめると
令和の時代は、第二新卒枠もどんどん増えてますし、もっと転職が当たり前になってきます。
きっとあなたが明るく、笑顔で働ける職場があります。
「退職したいけど、クソ上司と関わるのはもう嫌だ」という方は、退職代行サービスもあるためぜひ活用してみてください。
あなたの人生はあなたが決めるべきだ!
これまでパワハラ上司を6タイプに分けて攻略法をご紹介しました。
どのタイプが上司になったとしても、あなたが一歩を踏み出さなければ現状を変えることはできません。
上司からパワハラを受ける辛さは僕もよく分かります。
ですが、そのまま逃げ続けていては、あなたの未来は何も変わりません。
上司への恐怖に打ち勝ち、新たな一歩を踏み出すことはとっても勇気がいる行動です。
僕もずっとパワハラをしてくる上司が怖くて、ずっと自分の意見が言えませんでした。
でも、今だから断言できますが、自分のことをまず第一に考えてあげてください。
パワハラしてくるクソ上司なんかに、あなたの主導権を握らせないでください。
きっとこの記事を見つけてくれた「あなた」なら、新しい一歩を踏み出せるはずです。
大丈夫です。自信を持ってください。
あなたの未来は明るく、素敵なことがたくさん待っていますよ。
応援しています。
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